投資

長期投資のリスクは分散投資で減らすのが基本。リスク管理は自分で判断して投資を行う。

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投資をするのに長期保有を無視してはいけない。

株式投資の基本は分散投資と長期保有です。多くの投資関連本もこのことは頻繁に書かれています。

長期投資は複利の効果が生かせます。また、投資というのは、資本という形で生産活動に参加する行為です。

なので、投資から果実を手にしようと思うと長期投資は欠かせないのです。

長期投資すれば確実に儲かるとは限らない

しかし、長期投資だからといって確実に利益を上げれるかと言えばそうではありません。これが言える為には企業が常にインフレ率以上の成長をしていくことが前提です。

株式投資の歴史はたかだかしれてます。多くの人が投資をしだしたのも150年くらい前からです。

なので、長期投資が絶対的に有利であるかなどを検証するにしても短すぎるのです。

アメリカの株式の歴史は世界恐慌やリーマンショックなどの大暴落があったものの右肩上がりの成長をしてきました。

なので、アメリカ株に投資をして長期保有していれば誰でもお金持ちになれたのです。そのため、長期保有の有効性をいろいろな本や著名な投資家、専門家たちが語るようになっているのです。

日本は長期低成長を続けた

しかし、日本の株式市場は1989年12月29日、日経平均が38,957円の史上最高値を記録してから約30年間この価格を超えることはありませんでした。

この間にバブルが崩壊して長期に株式市場は低迷してしまいました。

世の中的にも不良債権処理の問題や長年の不景気と不動産価格の下落、デフレなどがあったので、結果的に投資をするより現金で保有していた方が資産価格が上昇していったといえます。

日本でも一時的には株価上昇をしている

しかし、日本株でも小泉政権化の時や最近の安倍政権化での金融緩和政策で、株価の上昇は起こりました。

なので上手く投資していれば儲けることは可能だったと思います。しかし、バブル期につけた株価には未だ到達できていません。

バブルによって高値をつけるのは良くないですが、企業が順調に成長していっていれば過去の高値を超えていてもおかしくありません。

長期投資も大切ですが、どの市場に投資するかも重要。

なので純粋に見たらこの間に日本株へ投資をするよりもアメリカ株に投資しておいた方が圧倒的にパフォーマンスが良かったといえます。

しかし、過去がそうだったからと言って将来がそうなるとは限りません。日本がアメリカより成長する可能性もあります。

なので、長期投資と言ってもどの市場に投資するかによって大きくパフォーマンスに影響します。

そして、長期低迷もしくは下がっていったら利益を上げることも出来ません。やはり、投資というのはリスクがあるのです。

そして、長期投資というのは期間が長くなればなるほどリスクは拡大していくものです。※長期投資はリスクを減らすと思っている人がいますが逆です。

長期投資に対する誤解。長期投資は有利な投資方法だがリスクは低減されない。投資において重要なこと 何度か書かせて頂いてますが、投資において重要なのは、  ・分散投資と長期保有 です。 ...

結局は長期投資と分散投資

このサイトでは長期投資を推奨しておきながら長期投資のデメリットについて書いてしまいました。

しかし、今まで書いてきたように日本株に投資するよりアメリカ株に投資しておいた方がパフォーマンスが良かった。というようなリスクも減らすことは可能です。

その方法はやはり分散投資です。なので投資の基本は分散投資と長期保有なのです。この両方が重要で一方が欠けてもダメです。

多くの国に分散投資して分散効果を上げる。

前の例でいうと日本株だけに投資するのでなくアメリカ株にも投資しておくことが大切なのです。

アメリカ株に投資することでさらに分散効果が発揮されることになるからです。さらに言えば、2か国だけでなく全世界に分散すればさらに分散効果は上がります。

今では全世界インデックスなどの投資信託商品も数多くあるので、全世界に分散して投資することも容易に出来ます。

なので、一つの国の市場に投資して長期低迷に苦しむなら多くの国に分散することをおすすめします。

米国株だけでなく全世界の方がリスクは減らせる

ここのサイトでは米国株を推奨していますが、全世界に分散した方がリスクは低下するということは忠告しておきます。

今の私は少し大きめのリスクをとって米国株に投資しております。その理由は、まだ年齢的に仕事が出来るので少し大きめのリスクをとっても大丈夫と言うことです。

また、アメリカは、まだまだ想像以上に成長すると思っています。あの国は全世界から優秀な人が集まってくるし、資本主義と民主主義に対してはブレない強さを持っています。

なので経済としての強みがまだまだあると思っているのです。しかし、これを読まれている人は真似する必要はありません。自分の考えとリスクにあった投資をするのが一番です。

短期投資は単なるギャンブルです。

長期投資にもリスクはありますが、短期投資よりは数段有利です。数段有利というより短期投資は単なりギャンブルです。

株式などのランダムな値動きをするものに短期で投資するというのはゼロサム的な要素が強くなり手数料分だけ損をしていきます。

ギャンブルとして楽しむ分には最高です

ただ、競馬や競艇などの公営ギャンブルや宝くじを買うよりかは、はるかに期待値が高いです。なので、そのようなギャンブルをするくらいならデイトレードなどで遊ぶ方が賢いです。

FXなんかは完全に投機なので、ネットで出来る公営カジノという感じです。

カジノ法案に反対している人はFXの世界を知らないのでしょうか。日本ではネットでいつでもFXが始められるので既にギャンブル大国です。

ギャンブルをいつでもどこでも出来る状態になっているのです。たかだか、カジノ程度のギャンブルを規制しても大したことではないです。大いにやってもらった方が経済的にもいいです。

FXは投機であって投資ではありません。FXで常勝するのは難しいのでギャンブルとして割り切るべき。投資と投機は大きく異なる。投機は投資でない。 多くの人が投機と投資の区別がついていません。投機を投資と思っている人が多くいます。投機と...

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